Google CASAとは何ですか?
最終更新 2021年8月19日
CASAは、Google Scholar Subscriber Linksプログラムのリモートアクセスを拡張した取り組みです。CASAを利用することにより、キャンパス外にいるユーザーもGoogle Scholarの検索結果から所属機関の購読にワンクリックで直接アクセスできるようになります。キャンパス外からのアクセスは120日間有効であり、最初から有効化することも、後から更新することもできます。後から行う場合は、図書館のキャンパス内のIP範囲からGoogle Scholarにアクセスすることで簡単に更新できます。
CASAは現在Google Scholar Subscriber Linksプログラムに参加しているすべてのScienceDirectのユーザーに対して有効化されています。Subscriber Linksにすでに参加している場合は、特に何もしなくてもCASAを利用できます。Subscriber LinksおよびCASAへの参加をご希望の場合は、当社までご連絡の上、所属機関に対するSubscriber LinksおよびCASAのアクティベーションをご希望である旨をお知らせください。
CASAを利用することにより、ユーザーは図書館がScienceDirectで購読しているコンテンツにシームレスにアクセスできます。アクションやログインは必要ありません。CASAはSubscriber Linksのエクスペリエンスをモバイルおよびリモートアクセスデバイスへと拡張し、キャンパス外にいる図書館の利用者が、 Google Scholarの検索結果のフルテキストコンテンツを同じように詳細に確認できるようにします。
プレゼンテーションとワークフローの点では、CASAはSubscriber Linksと同じです。CASAでは、Scholarの結果で購読論文へのアクセスリンクが追加されます。CASAベースのリンクは他のバージョン(プレプリント、リポジトリなど)のリンクより優先されます。

キャンパス内でのアクセス時の購読情報の記録:ユーザーがキャンパスのIPからGoogle Scholarにアクセスすると、Scholarは出版社のサイトから受信したSubscriber Linksのデータから、ユーザーがアクセス可能な購読リストを検索します。この検索により、キャンパス内のユーザーに対して、ScholarインターフェースのSubscriber Links(購読済みの論文へのアクセスリンク)が有効化されます。CASAはユーザーの対応する購読IDを記録することによって、この機能をScholarのサーバー上で拡張します。各購読IDは出版社によって選択された不透明な識別子であり、購読を特定するためにSubscriber Linksファイルに含まれます( 例:「323278」)。記録された購読IDは120日間維持され、この期間が経過すると自動的に期限切れになります。
キャンパス外のアクセスへの購読情報の伝達:ユーザーが後でキャンパス外のIPからGoogle Scholarにアクセスすると、Scholarによって記録された購読IDが検索され、参加している出版社からのURLに暗号化されたトークン(CASAのトークン)が追加されます。 このCASAのトークンには、論文が含まれている機関の購読に対する購読ID、トークンが生成された時のタイムスタンプ(有効期間を制限するため)、およびそのトークンが有効であるIP範囲が含まれています。
伝達された購読情報に基づいたアクセスの有効化:ScienceDirectではCASAトークンが復号され、このトークンがまだ有効かどうかが確認され、購読IDが抽出されます。 トークンからの購読IDを使用して購読の詳細が検索され、当該の論文が現在購読に含まれているかどうかが確認されます。この確認に基づいて、ユーザーに対して購読アクセスが有効化されます。
機関がGoogle Scholar Subscriber Linksプログラムに参加している場合、CASAは自動的に有効化されます。所属機関がSubscriber Linksに参加していれば、ユーザー側でCASAを利用するためのアクションは必要ありません。Subscriber LinksおよびCASAへの参加をご希望の場合は、当社までご連絡の上、所属機関に対してSubscriber LinksおよびCASAのアクティベーションをご希望である旨をお知らせください。
ユーザーは、キャンパスでGoogle ScholarにアクセスするだけでGoogle CASAを有効化できます。これにより、CASAはユーザーのデバイスでその後120日間有効になります。所属機関のIP範囲からGoogle Scholarにアクセス以外に何も操作する必要はありません。
はい。CASAのトークンは配布できないようになっており、有効性は時間とIPによって制限および制御されています。CASAは機関およびユーザーレベルの悪用の監視機能を導入しています。履歴データに基づき使用量の異常な急増が検知された場合、CASAは1日の間無効化されます。
Google Scholarで新たに共有されるデータはありません。CASAでは、Subscriber Linksプログラムに参加している所属機関が共有済みである購読の保有およびIPデータが使用されます。
CASAは、ユーザーがキャンパス内でアクセスした購読IDのリストを記録します。これらは、参加している出版社によってSubscriber LinksファイルでScholarに提供される不透明な識別子です。CASAによって記録された情報はCASAベースのアクセスリンクの作成にのみ使用され、その他の目的には使用されません。また、120日後には自動的に削除されます。
いいえ。ユーザーはCASAを使用するのにGoogleアカウントにログインする必要はありません。図書館の利用者がキャンパス外から所属機関の購読コンテンツにリモートアクセスする場合、必要な操作はキャンパスで使用していたのと同じデバイスでGoogle Scholarにアクセスすることのみです。
ユーザーがキャンパスでGoogle Scholarにアクセスする際に個人のGoogleアカウントを使用している場合、CASAは購読IDを特定のデバイスではなく、ユーザーのアカウントと関連付けます。これにより、ユーザーはGoogleアカウントにログインしていれば任意のデバイスからCASA経由でリモートアクセスできるようになるため、より柔軟に文献を検索できるようになります。
はい。ScienceDirectに承認されたCASA受信トークンによる使用はすべて、その対象の購読でアクセスを有効化した機関に割り当てられます。
Google CASAは、Google Scholar Subscriber Linksプログラムに参加するとアクティベーションされます。アクティベーションするには当社までご連絡の上、所属機関向けにSubscriber LinksおよびCASAのアクティベーションが必要である旨をお知らせください。すでにSubscriber Linksに参加済みの場合、特に対処は必要ありません。
ユーザーと所属機関の間のCASAの関連付けの検出と記録が可能なのは、ユーザーが所属機関のIP範囲、VPN、または透過的なプロキシから接続している場合のみです。ホスト名を書き直すプロキシ(EZProxyなど)では、CASAなど、ホスト名に基づくセキュリティメカニズムがサポートされていません。
アクティベーションが完了すると、所属機関のIP範囲、VPN、または透過的なプロキシから直近120日にGoogle Scholarに接続した利用者は特に何もしなくてもCASAを利用できるようになります。ScienceDirectの購読コンテンツにGoogle Scholarの検索結果からリモートでアクセスできないというユーザーがいる場合は、所属機関のIP範囲、VPN、または透過的なプロキシからGoogle Scholarにアクセスするように助言してください。このようにすることで、利用者のデバイス/Googleアカウントと所属機関の購読との間で最長120日間の連係が確立され、Google Scholarの検索結果からScienceDirectの購読にアクセスできるようになります。
所属機関でホスト名を書き換えるプロキシ(EZProxなど)が使用されている場合は、プロキシについてのセクションを参照してください。
CASAをアクティベーションできるのはSubscriber Linksプログラムに参加している機関のみです。Subscriber Linksを再度オプトインする必要がある場合は、当社までご連絡の上、ご希望についてお知らせください。
Subscriber LinksとCASAでは同じデータファイルが使用されます(機関の購読保有および参加しているお客様のIP範囲)。現時点では、Subscriber Linksを使用せずにCASAを利用することも、CASAを利用せずにSubscriber Linksを使用することもできません。CASAをオプトアウトすると、Subscriber Linksプログラムもオプトアウトされます。Subscriber Linksをオプトアウトするには、Subscriber LinksのFAQを参照してください。
はい。ScienceDirectは、Subscriber Linksの参加機関のすべてのユーザーに対してUniversal CASAをサポートしています。Universal CASAは、Google Scholarだけでなく、キャンパス外の任意のサイトからScienceDirectにアクセスするユーザーに対してCASAの利点を拡張する取り組みです。
閲読者がScienceDirectの抄録ページにアクセスすると、標準のUniversal CASAのボタンによって、閲読者のデバイスまたはGoogleアカウントがSubscriber Linksによって機関の購読に関連付けられているかどうかが表示されます。このUniversal CASAのボタンをクリックすると、閲読者に対してフルテキストの論文がHTMLまたはPDF形式で表示されます。CASAと同様に、この使用は所属機関の使用統計(COUNTER)に含まれます。
何もする必要はありません。Subscriber Linksのお客様は自動的にCASAおよびUniversal CASAを利用できます。
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