関連度とは?
最終更新 2021年6月23日
検索結果リストは、出版日、著者名、出版物名、被引用数、関連度で並べ替えることができます。
デフォルトでは、検索結果は出版日順(新しい順)に並んでいます。
「関連度」という用語は、しばしば混乱を招きます。ユーザーが「Scopusで関連度の高い文献を見つけた」と言った場合、それは、ユーザーが検索を開始したときに想定していた文献を見つけたことを意味します。しかし、私たちにとっての関連度とは、しばしば主観的です。
一方、検索エンジンにとっての関連度は、非常に複雑で洗練されているものの、単に統計上の計算結果にすぎません。この計算は、検索結果として見つかった文献内のテキストが、検索式に使用された用語および条件にどれだけ一致しているかを示すだけです。
Scopusの検索エンジンは、情報検索科学の実証済み概念やウェブ、データ、エンタープライズ検索での長年の経験に基づいた、高度な関連度モデルを使用しています。検索結果の各文献には、様々な要因で構成されるスコアが付与されます。この計算結果は検索式、検索された文献、そしてこれらの2つの異なる要因がどう調整されるかに依存します。
このランクのスコアで並べ替えると、多数の文献を評価し、その中から選択できるようになります。検索によっては、ユーザーが想定していたトピックに最も関連する文献が実際にリストの最初に現れることもあります。一方、上位の結果を見ることで、より良い結果を得るために検索式をどのように変更したり絞り込んだりすべきかについての洞察を得られることもあります。
以下の要因が計算の過程でランクのスコアに影響を与えます:
要因 | 計算 |
|---|---|
ヒット数 | 文献内で検索語がより頻繁に現れるほど、その検索語はその論文のトピックへの関連度が高くなります。ある文献内で1つの検索語が現れる回数は、関連度の計算に影響を与え、以下のセクションでより詳細に説明されます。 |
検索語の重要度 | すべての検索語が等しく重要というわけではありません。ほぼすべての文献に現れる検索語には、特殊な検索語と比べて低いスコアが与えられます。Scopusは、Term Frequency/Inverse に基づいた計算を使用しています。Scopusは、Document Frequency (TF/IDF) (1972年にKaren Spärck Jonesが提唱した概念)を使用して、いかなる文献の集合(この場合はScopusの全文献)のすべての単語に重み付けします。例: experiment(実験)という単語はScopusの全分野で非常によく見られます。一方、crocodile(ワニ)や Cryptococcus(クリプトコッカス)という単語は全分野に共通して現れるわけではないので、ランキング作成により大きく影響します。 |
検索語の出現場所 | 検索語が文献のどこに現れるかも重要です。検索語が文献のタイトル、抄録、またはキーワードに現れる場合は、極めて重要である可能性が高いでしょう。一方、検索語が参考文献にしか現れない場合は、それほど重要ではないでしょう。これを反映するために、文献の異なる場所に割り当てられる重みは異なります。 |
文献内の位置 | 検索語が文献の最初に出現すればするほど、より重要である可能性が高くなります。したがって、最初に出現する場所がランキングに大きな影響を与えます。 |
近接度 | 検索式に含まれる複数の検索語が近い位置に現れるほどスコアが高くなります。 |
完全性 | 検索式が複数の検索語で構成される場合、検索語が文献全体に分散している文献よりも、すべての検索語が同一項目に含まれている文献の方がスコアが高くなります。 |
Scopusの詳細な検索では、上記のすべての関連度の計算がいつでも適用できるわけではありません。特に、ワイルドカードを用いた検索語は、 1つの検索語ではなく、候補語の集合となるため、ランキングには影響を与えません。上記の定義に戻ると、Scopus検索結果の中には、テキスト検索の結果ではないために検索エンジンの関連度でランク付けできないものもありますので注意してください。この例として挙げられるのが、別の文献を引用する文献リストです。
幅広い検索とトピックにわたって最適な組み合わせを提供するために、上記の要因の相対的な貢献度が調整されています。関連度に貢献する要因としては、Scopusが現在採用しているものよリ多くの要素が使用できます。たとえば、被引用数、人気、出版日など。しかし、計算にテキスト以外の要因を追加すると、ユーザーが入力した検索条件に対して判断や推測を行う必要性が出てきます。このため、テキスト以外の要因は考慮されていません。
参考文献
Spärck Jones, Karen (1972) "A statistical interpretation of term specificity and its application in retrieval". Journal of Documentation 28 (1): 11-21. doi:10.1108/eb026526.
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